香美市の依光市長は人事案が否決され、教育長が不在となっている問題について「再度否決された場合辞任も考えている」と述べました。
香美市の依光晃一郎市長は5月の臨時議会で、任期満了となる白川景子教育長の後任に、元山田高校校長で教育委員会・推進官の濱田久美子さんを任命する議案を提出しました。
しかし香美市議会は「やり方が一方的」などとして賛成少数で否決。白川教育長の続投を求める教育委員と濱田さんを推す市長の溝が埋まらず、5月26日以降、教育長は空席が続いています。
6月18日に始まった市議会の一般質問で、議員からメディアの取材に対し「次、否決されたら自分が辞めるしかない」と回答したことについて問われるとー
香美市・依光晃一郎市長:
「人事案を二度にわたって議会で否決されるということは、私が辞任するということも含めてですね、進退に関わることという認識をしております」
また、白川前教育長が市長から嫌がらせを受けたと発言していることについて追及されました。
香美市依光晃一郎市長:
「直接ハラスメントをしておったという認識は全くございませんでした。前教育長が不快な思いをされていたことにつきましては改めて重く受け止めており、おわびを申し上げたいと思います。本当に申し訳ありませんでした」
依光市長は6月議会に人事案の追加提出は行わず、教育委員などに説明をした上で
7月以降の議会で「濱田さんを軸に」新任議案を提出したいとしています。
香美市議会の一般質問は20日まで行われます。