大月町の黒潮生物研究所が鑑賞用として人気が高い「光るサンゴ」ヒユサンゴの完全養殖に成功しました。
国の絶滅危惧種に指定されている「光るサンゴ」ヒユサンゴですは特殊なライトを当てると蛍光色の光を発します。
黒潮生物研究所の目崎拓真所長が2010年から取り組んでいる研究で、水槽で育てたヒユサンゴが産卵し、その卵から生まれた個体がさらに産卵して、孫世代が生まれたことをおととし8月に確認。孫世代の個体も成長を続けているということです。
目崎拓真所長:
「これまで野生のものを取って鑑賞用にしていたものを、陸上で育てたものを鑑賞用にして野生に負荷をかけないようにできれば」
目崎所長はこの養殖技術を世界的に普及させることで、貴重な海の資源を守っていきたいとしています。