今から70年前、第1回よさこい祭りでたった1度だけ踊られた幻のよさこい踊りがあるのをご存じでしょうか。祭りの原点となった踊りを高知市の園児が学びました。
13日、「原点のよさこい鳴子踊り」の出前講座が開かれ、高知市のみさと幼稚園の年長組20人が参加しました。
先生は高知市出身で日本舞踊若柳流師範でよさこい踊りのインストラクター・上村 優実さん。
1954年の第1回よさこい祭りで踊られた「原点のよさこい鳴子踊り」を次の世代に伝承したいと県内で活動しています。
上村 優実さん
「原点のよさこい鳴子踊りは元々、日本舞踊の先生たちが踊りを作りました」
日本舞踊が元になるため前にあまり進まない「原点のよさこい鳴子踊り」。ここから派生して今のよさこい踊りに発展しました。
子どもたちは、ひざを曲げ頭の高さが変わらないように気を付けながら振り付けを覚えていました。
Q楽しかった人
園児
「はーい!」
「こんなふうに腕うごかすのがきもちかった」
「よさこい踊りながして、それでね、うたって、おどったりする」
上村 優実さん
「楽しい時間を一緒に過ごしてともに踊り、ともに立ちあがっていこうではないかという思い。願いが原点(の踊り)に込められていると思う。子どもたちも立ち上がる力が湧いてきたらいいなと」
よさこいの「原点」を楽しく学んだ園児たち。13日に覚えた踊りは7月6日に園で行われる夏祭りで披露されます。