白河市議会は、4月24日に臨時会を開き、事務局の女性職員に対し、ストーカー行為やパワーハラスメント、いわゆるパワハラを行っていたとして、北野唯道議員(84)に対する議員辞職勧告案を可決しました。
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白河市議会は、3月5日に政治倫理審査会を設置し、北野議員の行為について審査を行っていました。
審査会は、女性職員からの聞き取りを行うとともに、録音データや手紙のコピーなどの証拠資料を確認し、ストーカー行為やパワハラがあったと認定しました。
審査会の報告書によりますと、北野議員が女性職員に対し、職務中に個人的な手紙を渡す、自宅にプレゼントや手紙を持っていく、頻繁に電話をかけ、電話に出ることを強要するなどしたことがストーカー行為として確認されたということです。
また、女性職員は、警察署への相談も行っていました。
さらに、パワハラ行為として、女性職員の担当や部署を変更するよう要求する、大きな声で怒鳴りつける、脅しとも思える発言などが確認されたということです。
これらの審査結果から、辞職勧告決議案が議会に提出され、出席した議員全員の賛成をもって可決されました。
臨時会で、筒井孝充議長は「議会の信頼回復のため、議員ハラスメント条例の早期制定にむけ全議員と協議する。政治倫理基準違反の根絶を目指していく」などと話しました。
北野議員は、病気を理由に、2023年12月20日から現在までの議会を欠席していて、審査会の聞き取りにも出席していません。
24日の臨時会には、「歪曲した事実が審査されている」「審査会の行動こそ倫理の冒涜」「誠に不条理な決定」などと、全3ページの弁明書を提出しています。
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