9月、会津の新たな観光拠点として期待されるホテル「会津七日町INN」がオープンしました。長年地元で愛されてきた懐かしい味も復活し、新たな賑わいづくりに注目します。
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■会津七日町INN 事業開発責任者 三宅晃司さん
「シンプルで清潔なホテルということで、観光客の皆さんのお財布にも優しい値段で泊まることができるホテル」
会津七日町INNは、1泊4000円台から宿泊できる手ごろさと、明るく清潔感のある内装が自慢で、オープンから1か月足らずで、すでに予約が相次いでいると言います。
■会津七日町INN 事業開発責任者 三宅晃司さん
「七日町通り本当に素敵な町並みだなと思い、住んでみたい働いてみたいと思った場所」
兵庫県出身の三宅さんは大手リゾート会社に就職し、全国をまわる中で会津の町並みに惚れ込みました。会津若松市役所に転職したのち、新たな賑わいを創ろうとホテルを開くことに。
■会津七日町INN 事業開発責任者 三宅晃司さん
「地元の方に声がけいただいて、やってみないかというのが始まり。夜が静かになってしまうところもあったので、ホテルをオープンして宿泊で夜の町に出ていただけたらと思っている」
ホテルをオープンするにあたり、三宅さんには、どうしても復活させたい味がありました。それが…ラーメン居酒屋「寿楽」の「カレー焼きそば」。
店主の氏家さんが作る一品は、飲み会の締めメニューとして長年地元で愛されてきましたが、コロナ禍で客足が遠のき、54年続いた店を閉めることに。
■ラーメン居酒屋「寿楽」元店主・氏家義光さん
「コロナの3年間。あれはきつかった。苦しかった。いろんな人に相談して仏さまにも相談して…」
店の常連だった三宅さんから連絡があったのは、閉店した1年後でした。
■会津七日町INN 三宅晃司さん
「カレーやきそばの味がなくなってしまうのはすごく寂しいと思ったので、少しでも力になれたらと思って連絡した」
■ラーメン居酒屋「寿楽」元店主・氏家義光さん
「やっぱりこの歳になっても「どう?仕事やらない?」と声をかけてもらえると嬉しい」
氏家さんは、いま金曜日と土曜日の週2日ホテルのカフェスペースで「カレー焼きそば」を提供しています。
■常連だった客は
「最高。美味しい。飲んだ後は必ず寿楽さん、締めの(メニュー)。私にとっては、思い出の味」
■常連だった客は
「カレー焼きそばもだけど、マスターのトークも楽しい」
変わらないおいしさは、新しいお客さんにも好評のようです。
■初めて食べた客は
「初めて食べるが、すごく美味しい。麺が普通の焼きそばの麺ではなくて、中華麺みたいな感じでカレーがよく絡んでとってもおいしい」
■大阪から来ていた客は
「大阪から来た。とてもおいしい。外でカレーと焼きそばと見て、飛びこんだ」
新しくオープンしたホテルとそこで復活した懐かしい味。これからは、三宅さんと氏家さんの二人で新たな賑わいづくりに取り組みます。
■ラーメン居酒屋「寿楽」元店主・氏家義光さん
「死ぬまで頑張りたいと思います!よろしくお願いします」
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