1600年以上の歴史をもついわき湯本温泉。
地元の人や観光客から愛される有名な温泉地ですが、人だけではなく、ある動物からも大人気です。
いわき市の常磐地区。
1600年以上の歴史のもついわき湯本温泉が有名です。
人々の心と身体を癒す温泉。
ただ、温泉が大好きなのは人間だけではありません。
■渡邉記者リポート
「足湯の近くの施設にやってきたんですけども、温泉に入っているのはなんと競走馬です」
温泉に入っていたのは、競馬で活躍する「サラブレッド」競走馬です。
いわき市常磐白鳥町にあるJRA競走馬リハビリセンターは、競走馬のケガの治療やリハビリを専門とした施設です。
施設の中にはダートコースやプールなどもあり、過去には「オグリキャップ」や「トウカイテイオー」といった有名馬も訪れました。
そんな競走馬たちがトレーニングを行った後に入るのが、この湯本温泉です。
■JRA競走馬リハビリテーションセンター 小平和道所長
「旅館の温泉とまったく同じものです。身体があったまって筋肉疲労がとれたりというのも経験上あるので、心身のリラックスを狙って入れています」
温泉の温度は38度から40度と人が入る時とほぼ同じで、競走馬たちは10分から15分ほど温泉に入って疲れを癒します。
■渡邉記者
「湯加減いかがですかー?」
■馬
「…」
■小平和道所長
「うっとりしたりとか、あくびしたりとか、目がとろーんとするしぐさもありますので、リラックスしているんだろうなというのがわかりますね」
温泉に入っている競走馬を見られるのはなんと、国内ではここだけ。
厳しい世界で生きる競走馬たちのとってもレアな、自然な表情が見られるのはここだけで、月曜日から金曜日の午前8時から午後5時まで、一般の人も無料で見学できます。
■小平和道所長
「ここでは心身ともにリラックスして、競馬場でいいパフォーマンスを見せてほしいなと思います」
<記事はこちら>
https://www.fct.co.jp/news/area_news_1922