本格的な入試シーズンの幕開けとなる大学入学共通テストが18日から始まり、栃木県内でも7つの大学を会場に試験が行われました。
県内の試験会場のひとつ、宇都宮大学峰キャンパスでは午前8時半ごろ、受験生が緊張した面持ちで会場へ向かう姿が見られました。
ことし(2025年)の大学入学共通テストは全国651の会場で2日間の日程で行われます。
全国の出願者は昨年より3200人ほど多いおよそ49万5000人となり、7年ぶりに増えた一方、県内では200人ほど少ない7千900人余りが志願しています。
今回は新しい学習指導要領に対応して行われる最初のテストで、プログラミングやデータ活用について出題される「情報」などが追加されています。
それに伴ってこれまでの6教科30科目から7教科21科目に大きく再編されました。
一方で、既に高校を卒業している「既卒者」に対しては経過措置として、旧課程に対応した問題も選択できるようになっています。
18日は地理歴史と公民、国語、外国語の試験が行われ、とちぎテレビの調べでは県内で特に大きなトラブルはなかったということです。
19日は理科と数学、それに情報の試験が行われます。
インフルエンザが流行するなか大学入試センターでは、発熱などの症状がある場合は1月25日と26日に行われる追試験を受けるよう呼びかけています。