鈴木知事が就任して初めての静岡県議会となる6月定例会が6月19日、開会しました。鈴木知事は「全力を傾注する覚悟」だとして、リニアや県営野球場など県政の課題解決へ決意を語りました。<鈴木康友知事>
「静岡県知事に就任いたしましたことは、誠に光栄の至りで、深く感激しております。本県をさらに一段の高みに導くため、全力を傾注する覚悟であります」“県議会デビュー”となった鈴木知事。県政運営の基本的な考え方を「経営の方針」と題して披露しました。<鈴木康友知事>
「リニア建設に伴う本県へのメリットについて、議論を進めていくことも非常に重要であります。本県のメリットの最大化に向け、しっかりとJR東海と話を進めてまいります」鈴木知事は、リニア新幹線についてはJR東海との対話をスピード感を持って進めると強調した上で、18日、山梨県やJR東海と県境付近でのボーリング調査の実施などに3者で合意したことを報告しました。また、浜松市の篠原地区の県営野球場の計画について、基本計画案などを本会議の常任委員会で説明するとしました。所信表明は、30分に及びました。<鈴木康友知事>
Q.初県議会、いかがでしたか?
「久々に議会に参加しましたので、自然体で臨むことができました。きちっとコミュニケーションを取りながら、二元代表制として、しっかり議会の皆様とは、心合わせをしながら、県政に取り組んでいきたい」最大会派の自民改革会議は、鈴木知事の「所信表明」に一定の評価を示します。<自民改革会議 相坂摂治代表>
「今までの知事と県議会との関係が節目を迎えて新しい局面になります。19日の内容にも、これまでいろんな方に知事就任後に会った方々とのご報告もきちんと盛り込まれていましたので、情報についてはきちんと公開してくださっている」一方、知事選で鈴木知事を支援した会派はー<ふじのくに県民クラブ 田口章会長>
「県庁の経営をしていくんだというスタイルが非常に色濃く表れた所信表明だった。政策である意味、一致していることもあり、お支えしていくが、これから色んなことがあるでしょうから、意見を述べなくてはいけない時には、きちんと対応をしていくと」県議会6月定例会は、7月8日までの20日間です。
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