2023年9月、劇団員が死亡したことを受け休止していた宝塚歌劇団の公演が1日、2ヵ月ぶりに再開しました。中継です。 【記者】宝塚大劇場前です。さきほど午後４時に公演が終了しました。何人かファンの出てくる姿が見られます。京都から2年ぶりに来た女性ファンに話を聞きました。1日の公演では公演前に理事長から「ご心配をおかけしました」とあいさつがあったということです。公演は満席で、観劇の最後には男役、娘役の2人も謝罪をしたということです。公演前の様子をご覧ください。 宝塚大劇場の前に多くの報道陣がたくさん集まっています。公演再開を前にファンが足早に中に入っていきます。 【観劇に来たファン】「今までのようなすばらしい宝塚をみたいと思い、きょうは楽しみにきた」 宝塚歌劇団をめぐっては2023年9月、宙組に所属していた当時25歳の劇団員が自宅マンション敷地内で自殺したとみられています。遺族はパワハラやいじめが自殺の原因だと訴えています。また、きょうから宝塚歌劇団は村上浩爾氏が新しい理事長に就任し、11月の会見ではパワハラの事実を認めていません。 【村上浩爾新理事長】「（パワハラの）証拠となるものをお見せいただくよう（遺族に）お願いしたい」 【宝塚ファン】「何も解決していないのといっしょ。ファンから見てばかげてる、こういう事件が起きて変わってくれたらうれしいけど変わってない」 そして迎えた1日の公演再開。ファンの心境は。 【観劇を終えたファン】「良かったです、拍手で何回もどん帳が上がって、5回くらい。雪組のトップが涙ぐんであいさつして感動した」「（理事長から）「ご心配おかけしています、雪組生は懸命にけいこをして頑張ってくれたという挨拶があった。（公演を）待ってたよ、というような穏やかな感じだった」 再スタートを切った歌劇団ですが、いじめやパワハラがあったとの訴えに今後どう向き合っていくのかが注目されます。