一方、ものすごく暑くなりそうな「この現場」もすでに熱中症対策が進んでいます。万博会場の熱中症対策チームのひとり、神戸大学の大石哲教授です。
デジタル地図。
大石教授が使っているのは国土交通省の新技術、デジタル地図です。建物の高さや形など、実際の都市をそっくりデジタル上に再現されたもので、双子のようにそっくりという意味でデジタルツインとも呼ばれています。
万博会場のデジタル地図に温度や暑さ指数、風向きなどのデータを加えることで、熱中症のリスクを地図上に表示できるといいます。その精度はなんと5メートル四方。
【 こちらはイメージ図なんですけど赤いところが熱中症指数が高くなりそうでない色のところは低くなっている。暑い時には熱中症になりにくい場所に移動してもらうなどの工夫をとってもらえる情報になっている】
万博期間中は夕方に翌日の最も暑い時間の予測地図を発表する予定です。しかも
【私たちの仕組みではただ暑いだけではなくて、太陽があたって暑いのかムシムシして暑いのか、風がよどんで暑いのかということが分かるようになっていますので、それに対して適切な対策をうつことができます】
万博協会は、データをもとに可動式の植木を移動して日陰をつくったり、観客の列を日陰に誘導したりするなどの対策を検討しているといいます。
万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。熱中症予測でも実感できそうです。─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
やさしく・わかりやすくお伝えする「やさしいニュース」や
スポーツ、日本経済新聞社とのコラボ企画など日々、配信中!
【チャンネル登録】
https://www.youtube.com/c/tvosakanews/?sub_confirmation=1
【SNS】
▶X(Twitter) https://twitter.com/tvosaka_news
▶Facebook https://www.facebook.com/tvosaka.news.fb
▶TikTok https://www.tiktok.com/@tvonews
▶Instagram https://www.instagram.com/tvonews/