いよいよ11月2日、開幕する春の高校バレー鹿児島県予選。
シリーズでその注目校を紹介しています。
4回目は男女ともに第1シード、女子・鹿児島実業、男子・川内商工です。
女子第1シード鹿児島実業。
2年前、春高出場を初めてつかみ、学校の歴史を大きく変えました。
そして、ことし新人戦、全九州予選、インターハイ予選と、県内主要大会すべてを制し3冠を達成。
過去の先輩たちがなしえなかった4冠の偉業達成まであとひとつとしています。
鹿児島実業3年・祝迫凛乃キャプテン
「最後の大会に全力で思いをぶつけて、鹿実初の4冠制覇を成し遂げたい」
そんな鹿児島実業の武器はー
祝迫キャプテン
「攻撃力が武器なので、高さとパワーで常に攻めるというところを1年間やってきた」
とにかく攻める攻撃的なバレーです。
2023年からエースを担う2年生の中西選手。
高い打点から重いスパイクを放ちます。
攻撃的なバレーを組み立てるのがセッターの古川選手です。
2023年からコートに立つ古川選手の武器は、身長171センチという高さ。
高い位置でトスアップできるため、より速い攻撃を組み立てることができます。
鹿児島実業2年・古川千裕選手
「3年生のために春高優勝できるよう頑張りたい」
鹿児島実業史上初の高校4冠を成し遂げ、2年ぶりの春高を目指します。
男子・第1シード川内商工。
春高予選では3連覇中。
全国大会の常連校となりました。
新チームになってからも全ての大会で優勝しています。
川内商工の最大の武器、それは!
どこから打つか分からない、高速コンビバレー。
センター線を中心に複数の選手が攻撃に絡み、速いコンビバレーを展開します。
チームの得点源は2023年の春高でも全国大会を経験した3年生の小園選手。
高さのあるバックアタックは強力です。
川内商工3年・小園壱選手
「自分の武器は高さなので、しっかり相手のブロックの上から打ってチームに流れを持ってきたい」
そして、2年生エースの尾田原選手。
最高到達点は3メートル30センチ。
高さと器用さを兼ね備え、コートの中を動き回って攻撃を繰り出します。
川内商工2年・尾田原琉碧選手
「3年生とする最後の県大会なので、自分のできるプレーを全力で出して3年生と一緒にたくさんまだ試合をしたい」
川内商工は2023年、春高の優勝候補にも挙げられましたが、まさかの初戦敗退。
就任12年目の田代監督は県内負けなしの状況でも「春高に絶対はない」と、伝えてきました。
川内商工3年・大屋敷颯真キャプテン
「100%勝てる試合はないので、いつでも挑戦者として迎えるよう、しっかり気持ちを作って臨みたい」
「春高の借りは春高で返す!」
県内無敗の王者は4年連続5回目の全国大会出場を見据えます。
春の高校バレー県予選男女決勝戦の模様は、11月4日の深夜2時25分から特別番組で放送します。
また準決勝と決勝はKTSアプリなどでライブ配信されます。