鹿児島市のハウスメーカー、クロノスホームを運営する「ヨリソイ」が、資金繰りのめどが立たないとして、自己破産申請の準備に入ったことが１月１４日、明らかになりました。 ヨリソイは２０２１年９月、鹿児島市に設立され、クロノスホームの屋号で知られるハウスメーカーです。メインターゲットは２０代から３０代の子育て世代で、鹿児島市の本店のほか薩摩川内市と姶良市、霧島市に計４店舗を構え、土地・建物で月々４万円からという低価格を売りに高機能かつ長寿命の注文住宅を提案し、販路を拡大してきました。 帝国データバンク鹿児島支店によりますと、クロノスホームは以前から採算割れの状況が続き、取引業者への支払い遅延が散見されていて、１月１０日には従業員への給与未払いが発生したということです。 クロノスホームを運営するヨリソイは、資金繰りのめどが立たず、先行きの見通しが立たないことから、１４日付で事業を停止し、自己破産の準備に入ったとしています。負債総額については現在調査中です。