さとうきびの成長を阻害する「黒穂病」が宮古島と多良間島で広がっていて県は注意報を出し対策を呼びかけています。
「黒穂病」はさとうきびの先端から黒いカビの胞子がついた穂が育ち茎が枯れるもので胞子が風や雨水で分散して周囲に感染します。
県病害虫防除技術センターが先月行った調査では宮古島と伊良部島にあるさとうきび畑の7割、多良間島ではすべての畑で黒穂病が確認されました。
県は宮古島や多良間島に注意報を出し、黒い穂が出た株は胞子の飛散を防ぐためにビニール袋をかぶせて抜き取ることや、発病が確認された畑から苗を取らないことをなどを呼びかけています。
黒穂病がこれ以上拡大すれば宮古地域のさとうきびの収穫量に深刻な影響が出る恐れがあります。