2023年、沖縄県内で起きた労働災害による死傷者の数が統計開始の1972年以降で最多となったことが分かりました。
沖縄労働局によりますと、2023年の1年間に県内で発生した労働災害による死傷者の数は前の年から145人増えた1467人に上り、統計が始まった1972年以降で最多となりました。このうち、労働災害によって亡くなった人の数は前の年から4人増え6人でした。死傷者を年齢別にみると、全体の51.9パーセントを占める762人が50歳以上の高年齢者となっていて、転倒による事故の発生が全体の4分の1を占めています。
沖縄労働局は働く高年齢者が増加している状況を踏まえ、事業者に対し、身体機能の低下から発生する事故やケガを防ぐ安全対策を徹底するよう呼びかけています。