北海道・千歳市で次世代半導体の量産を目指すラピダスの工業用水について、道は漁業関係者らとの初めての情報交換会を行いました。
情報交換会はラピダスの工業用水が漁業へ影響すると心配する人もいることから周辺の漁業関係者を対象に道が初めて開いたものです。千歳市で次世代半導体の量産を目指すラピダスは環境に配慮した製造方法を目指しています。水については安全な基準以下に処理したうえで工場の外に排水する計画です。
工場からの下水は、市の浄化センターでさらに処理されたのちに千歳川に最大で1日あたり、およそ2万4000立方メートルを排水する見込みです。
道次世代半導体戦略室 青山大介室長)
「ラピダスさんのこういった環境保全に配慮するという姿勢であったり、あるいは排水処理の基本的な考え方、取り組みについては31日の時点では理解をいただけたかな」。
ラピダスの工場は新千歳空港の近くに建設中で、年明けには一部が完成し来年4月には試作品の製造開始を目指しています。
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