KTSライブニュースでは街の気になることを徹底調査する「街ネタ調査隊」をお送りしています。今回は酷暑の夏にちなみ「マイボトル」に注目しました。
最近はマイボトルを持って外出する人が増えています。みなさんのボトルの中身は何なのか、そして、マイボトルの最新事情について調査してきました。
熱中症が心配な夏。小まめな水分補給が呼びかけられていて、最近は街でも、マイボトルを持ち歩く人を多く見かけるようになりました。
(Q)ボトルの中身は何ですか?
「麦茶です」「お水です」「水です」「水と氷です」
中には、朝、昼と、中身を変えながら楽しむ人もー
「きょうの朝はコーヒーです。昼ご飯の前にはお茶になる」
(Q)お茶が終わったら?
「その時に飲みたいものを。甘い物だったら清涼飲料水になったり。貧血なので氷もいっぱい入れている」
やはり、キンキンに冷えた飲み物を求めて、マイボトルは欠かせないようです。
KTSアプリでマイボトル事情についてアンケートをしたところ、9割の人がマイボトルを持っていると回答。ボトルの中身については、ほぼ半数が麦茶で、次に多かったのは水、続いてコーヒー、緑茶でした。
麦茶や水、の回答が多く寄せられましたが、今回、熱中症対策として、どんな飲み物がいいのか、鹿児島県栄養士会の油田幸子会長に聞きました。
日常生活では普段飲む水や麦茶などのほかに、みそ汁やスープなど汁物も取らないよりは取ったほうがよいということです。その一方で、運動や炎天下での活動の場合汗をかきますから、スポーツドリンクや経口補水液がよりおすすめだということです。
ボトルの中身に続いては、どうしてマイボトルを使うのか、KTSアプリで聞きました。
「氷を入れて冷たい物をいつでも飲めるから」「ゴミを出さないため」いう回答がある中、「給水スポットも増えたので便利です」という声もありました。
そこで、街にある給水機についても調べてきました。
鹿児島市では、センテラス天文館とJR鹿児島中央駅の東口前広場の2カ所にマイボトルに水をくめる、無料給水機を設置しています。
このうち鹿児島中央駅の給水機は、高さ約72センチとバリアフリー対応のつくりとなっています。
給水機の広がりは、実はこんに所にも!
世界中に1000を超える店舗を構え、幅広い品揃えの無印良品。この無印良品の店内に、「給水機」があるのをみなさん、ご存じですか?
店を訪れた人
「ちょっとよく分からないですけど、見かけたことがありますよね。便利だなと思います。自動販売機になると高くつくし、特に子どもがいるとありがたいですね」
「知ってはいました。すごく喉が渇いてて、水が飲みたくて無印でボトル買って水飲もうって」
4年前から始まった無印良品の水プロジェクト。
「プラスチックごみを減らすために私たちにできることは何か」
そこで無印良品では、「ボトルを捨てる」のではなく「ボトルに詰め替える」ことに着目して「自分で詰める水」を提案。
県内にある4つの店舗でフィルターを通した水道水を無料で給水できます。
このようにエコで節約もできると需要が高まるマイボトル、その最新事情を探ってきました。
鹿児島市の鹿児島ロフトです。
水筒やタンブラーの品揃えは約150種類。中でも2024年のトレンドは「大容量」。約1リットルの水が入り、大容量ながら、ボトルは約120gと超軽量!
ガラスのような透明感と人気のくすみカラーが特徴で、蓋にハンドルが付いているので持ち運びもしやすいデザインです。
マイボトル、悩ましいのはお手入れですが、なんと、底の部分が取り外しができる商品もあります。衛生面が気になる人にはとっておきのアイテムです。
ほかにも、栓とパッキンを分解しなくてもすむ、シームレスタイプも増えていて、洗うのにも便利です。
また、炭酸飲料をおいしい温度で持ち歩けるボトルもあります。飲む前にボタンをプッシュするだけでガス抜きができ、外でのレジャーでも強炭酸やビールもおいしく楽しめるボトルです。
需要の高まりに合わせてボトル機能も充実し、マイボトルの生活も広がりをみせています。
最後におさえておきたいのは、子どもや高齢者の水分補給についてです。
子どもは汗をかきやすくしっかり水分補給をする必要がありますが、一般的なスポーツドリンクには砂糖や塩分が含まれていて、そのままお子さんに飲ませるのは抵抗があるという方もいると思います。
最近は、乳児でも飲めるスポーツ飲料も販売されていますし、鹿児島栄養士会によりますと、5歳くらいまではスポーツ飲料を10倍に薄めて、また、高齢者は3倍くらいに薄めて飲むといいということでした。
夏バテしないように栄養のある食事とこまめな水分補給をしながら、鹿児島の夏を乗り切っていきましょう!