日本書壇の巨匠と本県を代表する秀逸な作品を一堂に集めた「第51回日本の書展茨城展」が4月13日、水戸市のザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)で開幕した。5部門に約330点の秀作が並ぶ中、多くの鑑賞者が訪れて書芸術の粋に触れた。4月18日まで。
開会式で、同振興会長の沼田安広茨城新聞社長は「本展が茨城の書道美術、書道文化の振興に貢献できるよう充実に努める」とあいさつ。吉澤鐵之理事長は「書道の祭典という目標で開いている。書道愛好者の皆さんにぜひ見ていただきたい」と述べた。主催者と大井川和彦知事ら来賓代表がテープカットを行った。
同展は1973年から続く、県内最大規模の書道展。全国巡回の「現代書壇巨匠」「現代書壇代表」と、本県書家の「茨城書壇招待」「茨城書壇代表」「茨城書壇選抜」の部門で構成。併せて、日本画の巨匠・横山大観など「茨城の文化を築いた先達の書」や、「第24回茨城新聞学生紙上展」の特別賞と優秀賞約200点も展示している。
初日は、同紙上展と同選抜からの奨励賞受賞者の表彰、書家4人の席上揮毫(きごう)が行われた。