2023年の年末は「暖冬」予報。その暖かさが様々な影響を及ぼしている。スキー場は雪不足に悩まされている。
23日の土曜オープンとなった福島県猪苗代町の猪苗代スキー場。「雪不足」の影響を受けている。
福島テレビ・矢崎佑太郎アナウンサー:「本来であればこの場所も滑走エリアなのですが、今年は積雪が不十分なため草や枝などが見えてしまっている状態です。安全上の理由などから現在このコースは閉鎖しています」
12月25日に行われていたコースでの草刈りは、例年は雪が積もるため実施しない作業。この光景も作業自体も異例だ。現在、稼働しているのはスキー場全体の約3割に留まる。利用客は「雪少なくてまだちょっと残念かなと。早く全部開いていっぱい滑りたいですね」と話す。
スキー場では、雪対策として気温に左右されず雪を降らせる『造雪機』を6台導入。夜間に稼働させ、雪を作り出しているものの、電気代や水道代で一日数十万円の費用がかかる。スキー場が望むのは「天然の雪」だが、今後も重機で雪を集めるなど出来るだけの準備を行う。
DMCaizu・常務 遠藤俊平さん:「1日でも早く整備しているコース、リフトも含めてオープン出来るように準備をして参りたいなと考えております」