収穫したばかりの新米が狙われた。倉庫から盗まれた量は約1200キロ、出荷を目前に控えての被害だった。
被害に遭った佐藤秀敏さん:「せっかく精魂込めて作った米でちょっと腹立たしいところもあるので、早く捕まってほしいっていうのはありますね」
怒りを隠せない農家の男性。
被害があったのは、福島県須賀川市今泉の農業用の倉庫で、10月16日の朝保管していた1袋30キロ入りのコシヒカリの玄米41袋が盗まれていることに気づいた。その量はあわせて1200キロ、出荷する直前の新米で、被害額は50万円にのぼるとみられている。
米の価格が高騰するなか倉庫の施錠を徹底し、購入した防犯カメラを設置しようとしていた矢先の被害だった。
佐藤さんは「いま肥料やら燃料やら、使う資材も(価格が)上がっているので、ちょっとそこで被害というのは痛いなっていうところですね。夜になると人通りがほぼなくなるので、そこは夜に下見されてたってなると、ちょっと気付かない」と話した。
15日の夜は異常がなかった倉庫の扉やシャッターの鍵には、工具などで壊された跡があり、警察が窃盗事件として捜査している。