今月は張猛龍碑六文字課題を学びます。
今月の課題は、画数が少ない「西、中」と、その他の文字との大きさや線の太さが調和するように注意して臨書しましょう。
左右から成る文字は、横への広がりを意識しつつ、行間はすっきりとあけてまとめます。運筆の速度や墨量も意識して仕上げましょう。
また、始筆は深い角度で入っています。
はねは、押し出すようにはねましょう。
おさらいですが「張猛龍碑」は
・書風は、六朝時代の北朝独特の楷書、いわゆる「六朝楷書」です。
・「方筆」と呼ばれる筆づかいを用い、力強い筆勢で躍動感にあふれ、格調の高さも感じさせます。
・字形は右上がりが強く統一され、下部の中心を右にずらした前傾姿勢をとっています。
・偏と旁からなる文字は、一方を小さくし、旁をやや下げ気味に構え、高度な均衡を保っています。
・張猛龍碑は一字一字の概形が変化に富んでいます。始筆や転折などを鋭く強くつくりながらも、生き生きとした生命感あふれる臨書作品に仕上げましょう。
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①ポイント解説
0:25 課題のポイント
②書き方
2:39 西
3:24 中
4:00 郎
5:16 将
6:59 使
8:19 持
#日本習字 #書道 #臨書
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【玉川裕郷プロフィール】
昭和41(1966)年8月5日、東京都昭島市で生まれる。本名は博一。
日本習字漢字部門八段位教授、臨書部門中等師範(半紙五段、条幅準三段)、硬筆部門準五段位正師範。
中学・高等学校社会科教員免許状取得。剣道二段、居合道初段。昭島市書道連盟会員。
小学校一年生より日本習字の書道教室に通い始め、中学三年生の時、生徒部六段を取得。高校でも書道を選択。高校三年生まで書を学ぶ。
その後ブランクを経て、平成21(2009)年2月より日本習字での書道を再開。
平成25(2013)年3月に日本習字漢字部門教授の免許を取得し、平成27(2015)年9月に最高位八段に合格。
現在は令和元年11月に約30年勤めた産経新聞社を退職し、臨書を学ぶとともに、生徒さんと書道を楽しみ、習字教室を開設する傍ら、イベント企画運営、勉強会などを営んでいる。
入賞歴は、昭和57(1987)年には第34回全国学生書道展において「書道芸術学院理事長賞」、令和3(2021)年、昭島市書道展「昭島市書道連盟賞」、令和5(2023)年第38回21世紀国際書展、第三部門「秀作」など。
趣味は「音楽鑑賞(クラッシック大好き)」「読書(自己啓発本を好んで読む)」ほか、歴史が大好き。
モットーは「感謝」「精進」「お陰様」など人様への感謝の気持ちを持ち、伝えること。
人生訓は「人生に起きることは全てベスト」「全てはうまっくいっている」など。
そして、アドラー心理学を学び、「目的論」「課題の分離」「他者貢献」などアドラーの教え、そしてフランクリン・コヴィーが提唱する「7つの習慣」を実践している。