奈良県内のアパートで覚醒剤や大麻に加え、拳銃や実弾を隠し持っていたとして、暴力団の幹部らが逮捕されました。
銃刀法違反や火薬類取締法違反などの疑いで17日に逮捕されたのは、特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下の暴力団幹部、黒宮敦容疑者(53)と、義理の弟で無職の善久容疑者(47)です。
2人は、奈良県斑鳩町の善久容疑者の自宅アパートに拳銃7丁と実弾73発を隠し持っていた疑いが持たれています。
警察は2人の認否を明らかにしていません。
2人は知人の無職の女(24)とともに、覚醒剤計約600グラムや大麻草750グラムなどを、大和郡山市などにあるそれぞれの自宅に隠し持ち、おととし3月以降、11人の客に密売したなどとして、すでに逮捕・起訴されています。
警察は敦容疑者が中心の覚醒剤の密売グループがあったとみていて、拳銃についても入手元や使用された形跡があるかどうかを調べています。