福島県伊達市の遠藤栞さん。
ピカピカのランドセルを背負って、初めて小学校に登校した。これから毎日通う、石田小学校へ。
伊達市立石田小学校の新入生は、栞さんただ一人。
昭和34年には全校児童が約500人いたが、今は栞さんを含めて11人。
少子化の影響で、2021年度の新入生は一人もいなかった。
少し緊張した様子の栞さんに、校長先生が優しく言葉をおくった。
本田一意校長:「この三つの目標が達成できたら、みんな笑顔になります。どんな笑顔になるかというとこんな笑顔になります。そんな石田小学校に入学する遠藤栞さん、本当におめでとうございます」
栞さんのお姉さん・結さんもいる3年生からお祝いの演奏が披露されるなど、在校生も先生たちも、みんなで温かく栞さんを迎え入れた。
母・遠藤千昌さん:「一人なので心配もあったんですけど、学年関係なく仲良しなので、みんなと仲良く学校生活送ってもらえたらいいなと思います」
石田小学校は2022年度で閉校となるため、栞さんが最後の新入生に。
父・遠藤善大さん:「私もこの小学校卒業してるので、来年なくなるんで寂しい気持ちもありますけど、一年間ここでしかできないことをしっかりやってほしいかなと思います」
栞さんは、あしたから朝の活動や体育の授業を上級生たちと一緒に行い成長していくことになる。
遠藤栞さん:「体操したり縄跳びしたり、がんばりたい」