西武鉄道と東京都清瀬市は11日、清瀬駅が開業100周年を迎えたのを記念し、同駅で記念式典を実施した。式典には同市出身の俳優でタレントの釈由美子さんや、鉄道愛好家で知られるお笑いコンビ「中川家」の礼二さんらも出席。また、同駅の新たな発車メロディーとして、同市出身の歌手、中森明菜さんの楽曲がこの日から採用された。
式典で清瀬市の渋谷桂司市長は「清瀬市はこれからも清瀬駅とともに歩みながら市の未来を創造し、将来にわたって多くの皆さまに選ばれる街を目指す」と挨拶。西武鉄道の後藤高志会長は「次の100年に向け、地域交通の中心としての役割をより一層果たしてまいりたい」と決意を新たにした。
式典では新たな発車メロディーとして、中森明菜さんの楽曲2曲が採用されたことを発表。西武鉄道によると、楽曲の選定には中森さんも参加したという。上りホームは、朝に乗車する利用客が多いことから、テンポが良く元気の出る「DESIRE-情熱-」、下りホームは利用客の疲れを癒やすことを目的に「セカンド・ラブ」が選曲された。この日は「清瀬駅100周年おめでとうございます」と中森さんのメッセージが書かれたパネルも披露された。