春は別れの季節──新年度を前にしたこの時期、賑やかさと寂しさに包まれるのが離島の港です。長崎県五島市の福江港はいま、転勤などで島を離れる人を見送る人たちであふれています。船が出る時間に合わせて港にたくさんの人が集まります。転勤や進学などで島を離れる人を見送る離島ならではの風景です。港を離れるフェリーを五色のテープが彩ります。27日朝は150人ほどが見送りに集まりました。五島市の本山小学校から本土地区の小学校へ異動することになった溝端香教諭。見送りには今年度担任していた5年生が集まり、折り紙などでできた手作りの花束を贈りました。溝端さん:
「本山小はとてもいいところでした。教え子たちは6年生になるので学校のリーダーとして頑張ってほしいです」岸壁で送る人たちと船のデッキで島を離れる人たちをリボンが繋ぐ中、同僚の教師は「授業で教師として勝負する姿に大変感服しました」と声を掛けていました。覚悟の旅立ち「甲子園出ろよー」福江中学校野球部のキャプテンだった川口泰生さんは、この春から強豪 長崎日大高校に進学します。両親と離れ、覚悟の旅立ちです。川口さん:
「高校ではショートやピッチャーで1年生からベンチに入れるように頑張りたい」出港まであとわずか、岸壁からは、同級生たちが「甲子園出ろよー泰生、がんばれ」など精いっぱいのエールを届けます。島での思い出を胸にそれぞれの新天地へ。賑やかさと寂しさが港を包む別れの風景は4月上旬まで続きます。
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