県内の主要河川で6月1日、アユ釣りが解禁された(支流は7月1日)。多くの愛好家で毎年にぎわう大子町の久慈川では、待ちわびた釣り人たちが午前5時の解禁と同時に川に入った。
この日の久慈川は前日の降雨で水量が増え、水温は15度前後とやや低め。同町の嵯峨草橋周辺では、解禁と同時に釣り人が次々とさおを伸ばし、アユの縄張り行動を利用して釣る「友釣り」の感触を楽しんでいた。
福島県や群馬県の友人4人と訪れたという男性(76)は「(アユ釣り解禁は)毎年巡ってくるお祭りみたいなもの。アユはまだ小さいが、本番はこれから」と意気込んだ。水戸市の男性(61)は約3時間で約70匹を釣り上げ、「こんなに釣れるのは久しぶり。大いに楽しみたい」と笑顔で話した。