JR東日本のクルーズ列車「TRAIN SUITE(トランスイート)四季島」が3月2日、水戸市の偕楽園駅に5年ぶりに停車しました。見頃を迎えた梅を見ようと、16組32人の乗客が偕楽園を散策しました。
四季島の停車は2019年3月以来2回目。今回は常磐線、東北本線で早春の茨城・岩手・宮城を2泊3日で巡る旅で、料金は1人当たり80万~110万円。この日は午前に東京・上野駅を出発。昼ごろに日立駅に停車し、駅舎から海を鑑賞した後、再び水戸方面に戻り、午後2時14分ごろ偕楽園駅に到着しました。
水戸市やJRの関係者ら約30人に加え、偕楽園を訪れた一般客などがホーム上で旗を振って四季島を迎えました。「四季島ゴールド」と呼ばれ、独特の色で気品に満ちあふれた車両は鉄道ファンに人気です。
同駅を管轄する小森修水戸駅長は、四季島について「非常に歓迎している。日本三名園の一つである偕楽園で梅の香りを楽しんでほしい」と述べました。
四季島を見ようと同駅に来た市内の保育園児(5)は「初めて見て感動した。かっこよかった」と目を輝かせていました。