【6月8日ウクライナ情勢 概要】
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0:00 はじめに
0:36 ウクライナ戦況の全般的な事柄
1:41 ウクライナとロシア情勢に関する最新ニュース
1:52 フランスがウクライナ派兵軍事教官からスタート 同盟国も参加
2:19 プーチン大ホラ「ロシア経済は日本を越えた」 経済専門家「自滅の道を歩む」
3:31 アメリカ大規模軍事支援発表 ロシア「やめてー」
4:12 ロシア兵役逃亡者に懸賞金「密告者募る」
4:28 ウクライナ各地域の戦況
5:02 北東部 ハルキウ方面 リプツィ、ボフジャンスクの戦況
8:00 北東部 ルハンスク州 東部 バフムト方面 ハルキウ テルニー チャシフヤールの戦況
12:16 南東部 ドネツク州アウディーイウカ、マリンカ方面の戦況
15:02 後方地域の爆発炎上事件
16:05 南部 ザポリージャ州 ヘルソン州の戦況
#ウクライナ戦況
#ロシア軍
#プーチン大統領
マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説!1日2回戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストから
https://www.youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
●英語版
https://www.youtube.com/@UkraineMilitaryMapSumaito/videos
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍 青:ウクライナ軍 オレンジ:係争中
・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります
●ウクラ軍の損失は?
データ非公表 損失比から推定
●noteに内容を全文掲載
https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
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ウクライナ情勢に関するニュースを厳選して、
簡単にお伝えします
YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
1番目
複数の報道によると、
フランスのマクロン大統領は、
ウクライナに軍事教官を派遣する連合を作ることについて最終決定し、
少なくない国が参加すると伝えています
マクロン大統領は、
ウクライナでは新たな動員が開始されることを念頭に、
「新兵の訓練をウクライナ国内でおこなうことが効果的である」と述べました
2番目
プーチン大統領はサンクトペテルブルクで開かれた国際経済フォーラムで演説し、
戦時経済下でロシア経済の成長がめざましく、
経済規模は日本を越えて世界4位になったと主張し、
ドルやユーロなどの「有害通貨」での決済の割合が半減したこと、
「世界銀行のデータを購買力平価で割り算した経済規模は日本を越えた」と強調しました
一方、
国家予算委員会のマカロフ委員長はズベルバンクの朝食会で講演し、
「ロシア経済は武器生産の大規模な政府支出に大きく依存し、
ロシア人の生活水準の向上に貢献しない予算は無制限ではない」と指摘しました
さらにロシア経済が専門のイーゴルリプシッツ氏は、
「私はロシア経済が自殺しようとする絵面を見て驚いている」と述べました
ちなみに同氏は1年前、
ロシア経済を「10キロのマラソンを500メートルの短距離走のやり方で走るようなもので、
走る意志が固くても2周もすれば倒れるだろう」と指摘していました
3番目
アメリカのバイデン大統領はフランスでゼレンスキー大統領と会談し、
総額2億2500万ドルの軍事支援を発表しました
主な支援内容は、
ホーク、
スティンガー対空ミサイル、
ジャベリン、
TOW、
AT4対戦車ミサイル、
HIMARS用の弾薬、
各種砲弾、
M113装甲兵員輸送車、
巡視船
などとなっています
また、
バイデン大統領は支援が6か月遅れたことを謝罪し、
ゼレンスキー大統領は支援に感謝したと伝えられています
4番目
ロシア占領下のドネツクでは、
ウクライナと戦うことを拒否し、
仕事を放棄して逃亡している地元住民が増えていることから、
懸賞金をかけて捜索することになりました
占領当局は逃亡者は麻薬中毒者であるとして指名手配書を作り、
これを街角に貼るとともに、
親戚や友人を訪ね探しているとのことです
情報提供には1万ルーブル、
逃亡者の拘束に協力した場合には2万ルーブル支払うとされています
記事では、
「何万人もの地元住民が戦争で死亡しているのを目の当たりにしているため、
大多数は協力しないが、
占領下のドンバスは景気が悪く、
懸賞金目当てに密告する人物もいる」とのことです
■それでは、
各地域の戦況です
戦況の変化のあるところを中心にお伝えします
その変化は大画面でフルスクリーン表示にしていただくと、
日付とともに追いかけることができます
●北東部 ハルキウ方面
ロシア軍がハルキウの国境線沿いに
侵攻してから27日になりました
ハルキウの天気ははれ
最低気温15度、
最高気温28度
今日の天気予報は、
くもりのち雨の予報となっています
この方面でロシア軍は攻撃をおこないませんでしたが、
反対にウクライナ軍が反撃をおこない、
ロシア軍を押し戻しています
○リプツィ方面
ウクライナ軍はフリボケで反撃作戦をおこない、
ロシア軍を後退させています
位置情報つきの映像によると、
ウクライナ軍はフリボケの南部の住宅地に
砲撃をおこなった後、
戦車がフリボケ南部の住宅地に入り、
その後ウクライナ軍の歩兵戦闘車が
住宅地の西側に突入し、
住宅地の端で地上戦となっています
ご覧いただいているのは
地上戦がおこなわれているフリボケの様子となっています
この場所は先月13日にロシア軍が占領しましたが、
係争地に戦況図を更新しました
○ボフチャンスク方面
昨日の動画でもお伝えしましたが、
ボフチャンスク市街のボフチャ側の北側では、
ウクライナ軍が反撃をおこなっていて、
その映像などが少しずつ入ってきました
まず位置情報つきの映像によると、
ロシア軍は中央病院の東隣の街区に砲撃をおこない、
反対にウクライナ軍は同じ場所で
ドローンを使ってロシア軍を攻撃していて、
この場所を巡って
激しい地上戦となっていることが確認できます
またロシア軍はソボマ通りの
高層アパート街の付近にドローンで攻撃をおこない、
ロシア軍が再度市街地を
前進してきたことも確認できます
さらにその東のコロレンカ通りでは、
ウクライナ軍がキルゾーンを設定して
迷い込んできたロシア軍を攻撃して排除していて、
この場所がロシア軍の最前線となっています
ご覧いただいているのはウクライナ軍の
第82機械化旅団のもので、
ホイホイとやってくるロシア兵をウクライナ軍が
待ち構えて観察している様子となっています
従って戦況図ではこれらの付近を係争地として、
その南側はウクライナ軍が
再度支配を確立したとして戦況図を更新しました
面積は2平方キロほどになります
●北東部 ルハンスク州方面
●東部 チャシフヤール方面
クピャンスクから
チャシフヤール方面の戦況についてお伝えします
この方面でロシア軍は、
クピャンスク方面では広範な範囲に
不明の回数の攻撃をおこない、
スバトベ・クレミンナ線で11回、
シベルスク周辺では5回、
チャシフヤール周辺では5回
攻撃をおこないました
○クピャンスク方面
1番目
ロシア軍はシンキフカからイヴァニフカに
幅広く攻撃をおこない、
位置情報つきの映像によると、
シンキフカの東の地図で示した場所で
ロシア軍が前進しました
ご覧いただいているのはウクライナ側のもので、
ロシア軍の車両がウクライナ軍の陣地に
まっすぐ突撃して射撃をおこない、
中から歩兵が展開して掃討作戦を
おこなっている様子となっています
この付近は昨年11月にウクライナ軍が
反撃して奪還したところでしたが、
係争地から一部ロシア軍が占領したとして
戦況図を更新しました
2番目
昨日の動画でロシア軍が集落を占領したとお伝えした
イヴァニフカでは、
ロシア軍はさらにステポヴァノヴォセリフカの方向に
攻撃を仕掛けていて、
ウクライナ軍が砲撃とドローンで応戦しています
戦況図では係争地の範囲を
ステポヴァノヴォセリフカのすぐ東まで拡大させました
○シベルスク周辺
ヴェルホノカミヤンカと
ヴェルホノカミヤンスケの間の
ルハンスク・ドネツク州境では、
ロシア軍が車列を組んで前進し、
ウクライナ軍が砲撃とドローン攻撃により応戦して
まず亀の子戦車が撃退され、
それを追い越して前進した車両も撃退されました
ご覧いただいているのはウクライナ軍の
第54機械化旅団K2大隊のもので、
確認できるだけでMTLB装甲戦闘車3両、
オートバイ3両、
ゴルフカート1両、
亀の子戦車1両が破壊または遺棄された後に、
ロシア軍がオートバイで前進し
て空中に向けて機関銃を発射し、
だれもいないところに手榴弾を投げる
謎な作戦をおこなっている様子となっています
内部に報告するために、
戦闘をしているフリをしているのかもしれません
また別の映像では、
亀の子戦車に時限式の地雷を投下し、
柔らかい亀の甲羅が外れ、
中の戦車が炎上している様子が確認できます
戦況図に変更はありません
○チャシフヤール方面
この方面でロシア軍はカナルに攻撃を仕掛け、
前進しました
1番目
位置情報つきの映像によると、
ロシア軍はカナルの北東の住宅地から
まず工場に前進し、
その後一部の部隊はさらに
市街地中心部の体育館のような建物に取り付きました
ご覧いただいているのはウクライナ側のもので、
ロシア兵が建物から建物に渡り歩いて
前進しているのをウクライナ軍のドローンが
観察している様子となっています
この付近をウクライナ軍の支配地と係争地から
一部ロシア軍が占領したとして戦況図を更新しました
2番目
また複数の情報を総合すると、
ロシア軍はカナルの南にも攻撃を仕掛け、
高層アパート街の一部を占領しました
その範囲は2ブロックほどで、
係争地からロシア軍が占領したとして
戦況図を更新しました
以前の動画でもお伝えしましたが、
ウクライナ軍はすでにカナルから後退し、
ドローンで監視して攻撃する戦術に
切り替えたと思われます
それ以外はロシア軍の攻撃はウクライナ軍が撃退し、
戦況図に変更はありません
●南東部 ドネツク州
アウディーイウカ、
マリンカ、
ヴェリカノヴォシルカ方面の戦況についてお伝えします
○アウディーイウカ方面
ロシア軍はこの方面で
様々な方向に28回の攻撃をおこないました
1番目
ノヴォオレクサンドリフカの東では、
位置情報つきの映像によると、
昨日ロシア軍が前進したとお伝えした場所で
ロシア軍がウクライナ軍の陣地を占領した様子があり、
この場所をロシア軍が占領したことが確認できます
戦況図には変更はありません
2番目
ソキルでは、
集落にロシア軍が突入し、
地上戦となっています
ロシア軍は地図で示した場所まで前進しましたが、
ブラッドレーの銃撃を受けながらもさらに突進し、
道の反対側からやってきた
ブラッドレー歩兵戦闘車をよけてさらに前進し、
地図で示した場所で歩兵が展開して
地上戦となっています
ご覧いただいているのはウクライナ軍の
第47機械化旅団のもので、
地図で示した場所の様子となっています
戦況図では係争地の範囲を
この場所まで拡大させました