タイトルを初めて失った藤井聡太竜王。師匠の杉本昌隆八段は、意味のある敗北だったと語りました。
山梨県甲府市で行われた叡王戦五番勝負の第5局は、156手で藤井聡太竜王が投了し、叡王のタイトルを失い、タイトル独占状態が崩れました。
八冠のタイトル独占期間は、254日で終わりをつげ、伊藤匠新叡王が誕生しました。
藤井七冠の師匠・杉本昌隆八段は、この敗北を糧にさらなる成長を期待すると話しました。
「また八冠の可能性というのはまた新たに来年以降あるわけで長い目でみれば今回の藤井叡王の敗戦は決して悪いものではなかったと思っています」「強力なライバルが誕生したということですよね」「ライバルの存在がその棋士の成長をより高めてくれるというのはあると思う」(藤井七冠の師匠 杉本昌隆八段)
藤井七冠は、現在、最年少での永世称号獲得を目指していて、勝てば永世棋聖獲得となる棋聖戦第3局は7月1日、名古屋で行われます。
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