高校生での合格者が極めて少ないという日本速記技能検定1級に合格した佐賀商業高校の生徒が文部科学大臣賞を受賞し県の教育長に報告しました。
文部科学大臣賞を受賞したのは佐賀商業高校3年で速記部に所属する井上琴葉さんです。井上さんは今年8月に日本速記技能検定を受け、1分間に320文字の速さで朗読された音声の文字化を10分間続け、そのうちミスが2%以内という基準を満たし最上級の1級に合格しました。さらにミスが0.5%以内で最も失点が少なかったとして文部科学大臣賞を受賞しました。日本速記協会によりますと、高校生の1級の合格者は極めて少ないということです。
【佐賀商業3年・速記部 井上琴葉さん】「自分が文部科学大臣賞をとれるとは思わなくてすごく嬉しい。速記文字を完璧に書いて反訳も素早くできててきぱきと仕事をこなせる速記者になりたい」
佐賀商業高校速記部には現在12人が所属していて、文部科学大臣賞の受賞は井上さんで3人目であることから団体賞も受賞しました。