現地時間9月17日にアメリカ・ラスベガスのT-モバイルアリーナで行なわれたウル・アルバレス(メキシコ)がゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)によるボクシングの世界スーパーミドル級4団体統一タイトルマッチ後に、多くの格闘家を指導してきたフレディ・ローチ氏が、米メディア『Fight Hype』の取材に対応。そこでWBAスーパー、IBF、WBC世界バンタム級王者の井上尚弥 naoyainoue(大橋)への評価を語った。 【動画】世界を驚かせた渾身のヘッドショット! 井上尚弥のKOシーンをチェック いまや井上が世界トップクラスのファイターなのは周知の通りだ。今年6月に因縁のノニト・ドネア(フィリピン)をわずか264秒で打ち破った29歳は、バンタム級3団体統一を達成。正式発表はされていないものの、今年12月13日には、WBO同級王者ポール・バトラー(英国)との4団体王座統一戦が予定されている。 日進月歩で進化を遂げてきた。そんな“モンスター”は、今夏にロサンゼルスにあるワイルドカードジムで合宿を敢行。そこでマニー・パッキャオ(フィリピン)、マイク・タイソン(アメリカ)、オスカー・デ・ラ・ホーヤ(アメリカ)といった名だたる猛者たちを指導したローチ氏の師事を仰いだ。 そんな井上を、あらためて間近で見たローチ氏は、『Fight Hype』の取材に対して、「2週間ぐらい滞在していたかな。間違いなく近い将来に、とてつもないスーパースターになるだろうね」と断言。その理由を次のように語った。 「確実にナオヤは強い。ジムでは色んなスタイルの相手に対応するために、メキシコ人を中心として20人近くの選手たちとスパーリングをしていた。全員をぶっ飛ばしていたわけではないが、本当にうまくやっていた。何人かはイノウエに必死に食らいついていた(笑)」