自民党の派閥の政治資金を巡る事件で、安倍派の会計責任者に対し、検察側は禁錮3年を求刑しました。 　自民党の安倍派で会計責任者を務めた松本淳一郎被告（76）は、政治資金パーティーの収入およそ6億7000万円について、収支報告書に嘘の記載をした政治資金規正法違反の罪に問われています。 　検察側は9日の論告で、「自民党の最大派閥として影響力があった清和会で長年虚偽記入が行われてきた事実は、国民の政治不信を招いた」などと指摘しました。 　そのうえで、松本被告に禁錮3年を求刑しました。 　一方、弁護側は「清和会の運営方針は幹部の判断に従うしかなく、是正することは困難だった」などと主張し、寛大な判決を求めました。 　最後に松本被告は、「以前から続いていたこととはいえ、法令違反していることはやめるべきでした。政治不信を招いたこと、誠に申し訳なく思っております」などと謝罪しました。 　判決は来月30日に言い渡される予定です。 [テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp