ワールドフォーラム2009年11月例会
吉田松陰に見る高い志と政治家像 -松陰精神の現代的意義-
松陰大学 非常勤講師 長谷川 勤 氏
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長谷川勤のインフォメーション・ブログ
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ワールドフォーラム11月例会では、松蔭大学講師の長谷川勤氏をお招きし、「吉田松陰に見る高い志と政治家像」のテーマで、松陰精神の現代的意義についてお話しいただきました。
長谷川氏は松陰論が高く評価され2006年に松蔭大学に専任講師として招へいされました。2006年9月より非常勤講師を選択し、大東文化大学の公開講座でも教べんを執られています。幕末にわが国の危機を救った英雄たちの生きざまに関心を持たれ、早大出身ながら慶応大学出身者の集まりで福沢諭吉論を講演したこともあります。
長谷川氏は大学の授業で松陰の『士規七則』を学生たちと一緒に読みます。この書は下田から海外密航しようとした罪で入れられた野山獄での思考をつづったもので、人間の真の在り方、武士の生き方の指針を示しています。人の道を守り、立志・択友・読書の「三端」の実践を説く内容です。
松陰は人としての志の衰退が政治意識を衰退させ、列強による植民地化の危機を招いたと認識し、「やむにやまれぬ大和魂」の歌の通り、命懸けの行動に出ました。長谷川氏は「現代の若者に限らず、成熟社会の名の下に豊かな社会が出現した今、こうした生き方が切実に問われているのではないか」と訴えます。
折しも今年は、松陰没後150年の節目。一見、安穏とした現在は、幕末同様に国家存亡の危機にあると言っても過言ではありません。「グローバリゼーション」の名の下で国民の富は国際金融資本にむさぼられた揚げ句、「東アジア共同体」構築の口実で施政権が中国に引き渡されようとしています。
吉田松陰が生きていたら、何とおっしゃるでしょうか。混迷を深める国家状況にあって、日本人としてどう生きるべきか、長谷川氏に松陰をひもといてのご助言を頂きました。
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ワールドフォーラム2009年11月例会のご報告
https://worldforum.jp/information/2009/hasegawa_tsutomu.html
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