神戸徳洲会病院で患者の死亡が相次いだ問題で、再発防止に向けた協議が始まりました。
神戸徳洲会病院では、去年、医師によるカテーテル処置の後に患者11人が死亡し、その後も不適切な治療が行われていました。
病院側は今年3月、医師1人あたりの患者の上限を25人とするなどの再発防止策を盛り込んだ「改善計画書」を神戸市に提出しました。
6日、この改善計画を検討する部会が開かれ、外部の医師らから、病院側の問題に向き合う姿勢や再発防止策の甘さについて、厳しい指摘が相次ぎました。
【検討部会委員】「地域住民にどれだけの安全と安心をもたらすことができるかという観点が欠落していた」
【医療法人徳洲会・福田貢副理事長】「地域の中のいち病院という覚悟をもって病院のありようを見直ししたい」
検討部会は改善が図られているかどうか来年8月まで確認を続けるということです。