政府の補助金の縮小により続くガソリン価格の高騰。1月16日以降、補助金はさらに縮小され、1Lあたり5円程度の値上げが予想されています。値上げ前のガソリンスタンドを取材しました。 【記者リポート】 「ガソリン価格のさらなる値上げまであと3日。こちらのガソリンスタンドには続々と給油に訪れる人の姿が見られます」 去年11月に公表された政府によるガソリン補助の段階的な縮小。 去年12月19日からは185円を超える価格への全額補助は継続するものの、168円から185円までの補助率が60％から30％に。 そして、1月16日からは168円から185円までの補助がなくなります。 これにより、16日からのガソリンの小売価格は1Lあたり5円ほど上昇する見込みです。 【イエスト　平倉浩幸 常務取締役】 「補助金が5円（縮小）とうち出ているので、5円ほどの値上げになるのかなと」 去年12月の値上げ以降、レギュラーガソリン1Lあたり170円で販売してきたこちらのガソリンスタンド。この1カ月の間にも円安などの影響で仕入れ価格は上がっていたと言います。 【イエスト　平倉浩幸 常務取締役】 「（仕入れ値は）1円と数十銭の値上げの通知が先週来たが、どんどん上げていくわけにもいかないので、そこは企業努力で頑張っている」 価格を据え置く努力はしているものの、16日以降は1Lあたり175円に値上げする予定です。 3日後に迫るガソリン価格のさらなる値上げについて給油に来た客は… 【お客】 「何十円とかの差だが、やはりきつい。なんで、今この苦しいときに補助をなくすんですかね。逆にもっと補助してほしい」 【お客】 「高い。給油回数が減ると思う」 【お客】 「ガソリンは高いし、灯油は高いし、170円台は高すぎる」 ガソリンのほか、灯油も16日以降は5円ほど値上がりする予定です。 1月8日に資源エネルギー庁が発表した新潟県内のガソリン平均価格は1Lあたり178．5円。16日以降、場所によっては180円を超えるところもある見込みです。 【イエスト　平倉浩幸 常務取締役】 「ぜひ、13日あたりから徐々に給油していただいて値上げに備えてもらいたい」