【変更前のラストシーンの台本】
〇10 大会会場・内
表彰式が始まろうとしている。
司会「ただいまより、今大会の表彰式を開始いたします――」
壮大な音楽。
音楽、止まる。
弟くん「ん?」
友人「どうしたんだろう」
司会のところへ、紙が配られる。
司会「えー、大変、失礼いたしました。ここで一点、訂正がございます。先ほどの試合におきまして、優勝者の方の馬鹿力を分析したところ、馬鹿力パワーでは無い、別の特殊なパワーが検出されたようです」
友人「なんだって!?」
弟くん「だからカウンターで計測出来なかったのか」
子供「特殊なパワーってなんだよ!?」
老婆「あの男は、よその男が自分のパートナーで馬鹿力パワーを発揮しているところを見ることでしか、もう馬鹿力を出すことが出来ない、すごく特殊な力の持ち主なんじゃ……」
弟くん「そういう特殊か……」
子供「意味わかんねー!」
老婆「ガキはクソして寝ろ!」
司会「よって、一位の方は失格となり、二位の方が繰り上げ優勝です!」
おじさん「そんな……」
若い女「サイテー……」
静まる場内。
ふいに子供が沈黙をやぶって、
子供「『火事場の馬鹿力』って、反対から読んでも『かじばのばかぢから』じゃね?」
間。
老婆「ちげえよ!」
終わり。
***
Mondにて質問募集中です。 https://mond.how/ja/GobunmeS
LINEスタンプ販売中です。
https://line.me/S/sticker/22212266
Twitter
https://twitter.com/GobunmeS
サブチャンネル
https://youtube.com/@gobunme_sub
TikTok
https://www.tiktok.com/@gobunme
Short film in Unreal Engine 5
This work is fiction. It has no relationship with any real persons, organizations, etc.
I wholly forbid the reproduction and manufacturing of my work without permission.