京都のホテルに“珍しいお客様”。約1か月の長期滞在です。
京都市左京区にある「ザ・プリンス京都宝ヶ池」。このホテルの一室に、“珍しいお客様”が泊まっているといいます。今年4月、総支配人の人見さんが窓の外に気配を感じたそうです。
(ザ・プリンス京都宝ヶ池 人見啓介総支配人)「こちらのベランダの左奥ですね。ムササビの巣がございます。最初はクマか何かそんな大きなものが動いているように見えたんですけど、結果的にはムササビの大きなしっぽが横切っていた。よくよく見てみると、そこには“お子さまが2人”いらっしゃって、子育てをされていた」
ムササビ親子が滞在場所に選んだのは、一泊7万840円(※正規価格)のダブルルーム。思いもよらぬ来客に、ホテルが決めたおもてなしは…。
(人見啓介総支配人)「保健所などにご相談させていただいたところ、『見守ってください』と。今は無償でムササビ親子にこのお部屋をお貸し出ししている」
ゴールデンウィーク中には稼働率が90%を超える日もありましたが、親子が巣立つ日までは、ムササビ専用にすると決定。それから約1か月、この部屋に滞在しています。
(人見啓介総支配人)「もうまもなく巣立つのかなと。巣立ってくれることを期待しつつ、さみしくなるなと。半面半面の気持ちですね」
チェックアウトは、いつになるのでしょうか。
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