『天体の回転について』(amazonリンク)
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「天体の回転について」は、ポーランドの天文学者コペルニクスによって書かれた、彼独自の宇宙観を示した書物です。
天文学史上、最も重要な発見について語られている、この本が出版されたのは1543年。
コペルニクスが生きていた時代は、地球は宇宙の中心にあって動かない、と考えられていて、太陽や月を含めたすべての天体は、地球の周りを回っている、という天動説を、誰もが信じていました。
しかし、コペルニクスは天体観測を重ねることによって、中心にあって動かないのは、地球ではなく太陽だと確信します。
地球は、太陽の周りを1年に1回の周期で回る「公転」をしていて、さらに、1日に1回の周期で自分自身が回転する「自転」をおこなっていると主張しました。
それまでに信じられてきた「天動説」に対して、「地動説」と呼ばれるコペルニクスの見解は、その著作「天体の回転について」が1543年5月に出版されたことによって、次第に人々に知られるようになったのです。
17世紀の前半にフィレンツェで活躍したガリレオ・ガリレイは、望遠鏡の改良をおこなって、天体観測を重ねた結果、コペルニクスの説が正しいと主張しましたが、宗教裁判によって否定されました。
コペルニクスの説が真理として広く受け入れられるのは、ニュートンを中心とする17世紀の科学革命を経て、18世紀を待たなければなりませんでしたが、その知見は、人々を科学的な世界観へと転換させて、近代の天文学や科学の基礎になりました。
今回の動画では、コペルニクスが「天体の回転について」を出版するまでの物語を見ていきます。
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