自民党派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法の改正を巡り、自民党の改正案が衆議院を通過しました。ただ改正案には、献金の禁止などは盛り込まれず、野党は「抜け穴だらけだ」と批判しました。 「起立多数、よって本案は委員長報告の通り修正議決いたしました」 怒号と拍手が入り交じる中で、可決された自民党の政治資金規正法の改正案… 「改正案では政治資金パーティー券の購入者の名前を公開する基準額を「5万円を超える場合」に引き下げるとしました」 3回にわたり修正された自民党の改正案では政治資金パーティー券の購入者の名前を公開する額が現在の「20万円超」から、「5万円超」に引き下げられました。また、政策活動費の使い道に関しては、10年後に領収書を公開することを義務付けます。一方、立憲民主党などが訴えた企業・団体献金の禁止は盛り込まれず、政策活動費も温存されたため野党は「抜け穴だらけだ」と批判しました。論戦の舞台は参議院に移り、あす（7日）の政治改革特別委員会で審議入りします。 ／／／／／ 公明党と日本維新の会の主張を踏まえ、3回にわたり修正された自民党の改正案は、今月23日までの今の国会中に成立する見通しです。