厳しい経営が続くJR北海道は根室線の富良野・新得間を3月31日の運行を最後に廃止しました。沿線では多くの人が最後の日を見守りました。
依田英将アナウンサー)
「画面中央は富良野駅です、根室線は3月31日がラストランとなりました」
最後の運行となったJR根室線の富良野・新得間。駅は朝からお別れに来た人でにぎわいました列車のヘッドマークは特別仕様、そこには「ありがとう」の文字が書かれていました。
駅長)
「出発!」
鈴木麻友記者)
「いま14時38分富良野駅発の列車が出発しました」
普段は1両編成ですが、この日のために車両を増やして運行しました。それでも全国からのファンでほほ満席です。
東京から)
「感無量です東京から飛んできました」
富良野市の布部駅。ドラマ「北の国から」で第1話の冒頭シーンが撮影された場所です。
神奈川から)
「もともと鉄道が好きで北の国からの大ファンでもあって。はじまったところが、きょうこうして終わるんだろうと思ったら立ち会いたいなって」
布部駅でのお別れセレモニーには「北の国から」の脚本を務めた倉本聰さんも出席しました。
倉本聰さん)
「待合室にストーブがあって、そこで誰もいないところで1人で座り込んで、構想を練ったのが『北の国から』です」
富良野・新得間の最終運行は東鹿越から富良野に向かう午後8時20分発の列車となりました。
依田英将アナウンサー)
「山あいに大きな汽笛が響きました。もうこの音を聞くことはできません。4両編成、特別なしつらえの最終列車がゆっくりと東鹿駅のホームを離れていきます。車内は満員です、そしてありがとうの声も響いています。」
JR北海道の経営改善のなかで、鉄路がまたひとつ姿を消しました。
東鹿越発の最終列車には400人が乗車しました。
JR北海道はほかにも経営が厳しい区間がある
2年後に廃止されるのは「石狩沼田-深川間」。鉄路の維持には利用者向上が課題の「黄線区」と呼ばれる区間が8つあります。
JR北海道は先月、2度目の「経営改善の監督命令」受けたばかり・国からは今年度から3年間で1092億円の補助を受けるが、3年後には「抜本的な経営改善策」の提出を求められています。
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