仏教に学ぶ幸福論 by 菊谷隆太

チャンネル登録者 27.5万
○○ができる人はかっこいい【仏教の教え】
DATA
視聴回数 17,621回 / 推定収益 5,638
夫のことを『旦那(だんな)』といいますが、そもそもなぜ夫のことを「だんな」と呼ぶようになったのか、実は元来は仏教由来の言葉なのです。 「旦那(だんな)」「檀那(だんな)」とは、『布施』のこと。 『布施』とは、人に財物などを施したり、幸せを念じて教えを説くことを指し、仏教で教えられる6つの善い行い(六度万行)(六波羅密)の一つに数えられます。 昔のインドの言葉では「ダーナ」といい、「与える」という意味です。 お釈迦様がインドで「ダーナをしなさい」(人に幸せを与えなさい)と勧められました。 その「ダーナ」を中国の人が漢訳したのが『布施』です。 夫のことを「旦那(だんな)」と呼ぶのが、この「ダーナ」からきているのは、夫は家族を支え、妻子を守る、いわゆる「与える人」だからです。 40代のAさんは「最近よく自分が中学、高校時代の頃の父親の姿を思い出す」と語りました。 「あの頃の父親の年齢に自分が近づいたからでしょうね。私にはあの時の自分と同じく、中学生の息子がいますし」 その頃のAさんの目に映るお父さんの姿は、夜9~10時頃に帰宅し、居間で晩酌しながらテレビを見て、不機嫌そうにしている姿でした。 Aさんはそんなお父さんのことが好きになれなかったそうです。 父が帰るととたんに居間は居心地悪い空間になり、子供たちのお茶の間での団らんタイムは終わり、父親が着替えている間にAさんと兄弟はそそくさと子供部屋に行くのでした。 そんなある日、家族でフェミリーレストランに行った時のこと。 たまたま父親が仕事関係の人と出会ったらしく、家にいる時とは別人のように相手にニコニコと近づき、ハハハと声を上げて笑いながら相手と話し始めるのです。 「ふだんろくに受け答えしない寡黙な父が?!」 その光景は自分にとって衝撃で、それは家族全員そうだったらしく、みな呆然とその姿を眺めていました。 「家の中ではむっつり威張っているくせに、なんだよ、外ではあんなに愛想笑い浮かべてペコペコ頭下げて」とますます父親が俗っぽい小市民に見えてきて、その時以来、Aさんはよけい父親のことが嫌いになりました。 そんなAさんも社会人となり、営業の仕事に就き、結婚し、子供も中学生になりましたが、今になって当時の父親の姿が思い出されてくるそうです。 現在Aさんは営業成績を上げるのに必死で、お得意先を訪問したり、接待したりの日々で、毎月の営業ノルマ達成に心身をすり減らしています。 営業成績が棒グラフで表示され、常に叱咤され、成績が悪ければ給与にも響くし、リストラになるかもしれない。 そうなったらとても妻や子供を支えていけないのですから、疲れた身にむち打って仕事をしています。 一日が終わると心も体もくたくたで、家に帰るとテレビ観ながらぼーっとしているそうで、「あっ、あのときの父と同じだな」と気付くそうです。 「父もくたくただったんだな。今ならあのときファミレスで愛想笑いで近づいていった父の気持ちもよく分かる。家族を支えるために必死になっていた姿だったんだな」と、感謝の心がこみ上がり、今度は自分が支える番だと思うそうです。 このように妻や子供を支えるという重い責任を背負って一生懸命がんばっている一家の長の姿に「旦那」(与える人)と呼ぶようになったのでしょうね。 ----------------------------------------------------------------- 20回の無料メール講座はこちら ----------------------------------------------------------------- https://peraichi.com/landing_pages/view/reiwamail ↑無料メール講座では、仏教に説かれている「生きる意味」の答えを明らかにしています。 登録された方には、特典小冊子「あなたを幸せにさせない5つの間違った常識」をプレゼント! ----------------------------------------------------------------- YouTubeチャンネル登録はこちら ----------------------------------------------------------------- https://www.youtube.com/channel/UC2L2dBbBWuexPgOE4IdGu2g?sub_confirmation=1 ----------------------------------------------------------------- ブログ  「生きる意味がハッキリ分かる親鸞の教え」 ----------------------------------------------------------------- https://shinran-mail.com/ ----------------------------------------------------------------- 自己紹介 ----------------------------------------------------------------- https://shinran-mail.com/profile/ (自己紹介) 1988年早稲田大学を中退し、仏教講師の道を目指す。 浄土真宗親鸞会で仏教講師の資格を取得、全国各地で公開講座を始める。 2010年からメールマガジンをはじめ、読者12000人の仏教最大級のメルマガ執筆 2014年からは全国をつなぐオンライン講座の動画レクチャーでも活動中。 -------------------------------------------------------------------------------  プレゼント ------------------------------------------------------------------------------- ◆小冊子「あなたを幸せにさせない5つの間違った常識」    https://peraichi.com/landing_pages/view/shinran-mail #生きる意味を親鸞に学ぶ無料メール講座はブログから登録ください

注目の動画

農業革命・産業革命は人間にとってヤバかった。現在進行中のAI革命はどうなるか【仏教の教え】
仏教に学ぶ幸福論 by 菊谷隆太
「すべては夢幻だったか」仏教の教え
仏教に学ぶ幸福論 by 菊谷隆太
「頑張らなきゃ」と思い詰めてメンタル病む人の特徴【仏教の教え】
仏教に学ぶ幸福論 by 菊谷隆太
「そんなにしてまでなぜ生きる」親鸞聖人の答えとは【浄土真宗の教え】
仏教に学ぶ幸福論 by 菊谷隆太
禅と念仏の決定的な違いとは【仏教の教え】
仏教に学ぶ幸福論 by 菊谷隆太
【第三期生募集】3か月間の集中講座『仏教に学ぶ幸福論』のご案内
仏教に学ぶ幸福論 by 菊谷隆太
○○ができる人はかっこいい【仏教の教え】
仏教に学ぶ幸福論 by 菊谷隆太
なぜ努力できないのか。どうすれば努力できるようになるか【仏教の教え】
仏教に学ぶ幸福論 by 菊谷隆太
『歎異抄』の語る善と悪の判断基準に驚く【仏教の教え】
仏教に学ぶ幸福論 by 菊谷隆太
幸福度ランキング1位のフィンランドはなぜうつ病大国なのか【仏教の教え】
仏教に学ぶ幸福論 by 菊谷隆太