沖縄戦について学んでもらおうと、住民たちが避難した壕やガマなどの戦跡を紹介する企画展がうるま市の石川歴史民族資料館で開かれています。
企画展では、79年前の沖縄戦で住民たちが避難したうるま市内の壕やガマを学芸員が訪れて撮影した写真が展示されていて、いまも中に入ることができるものから、土地の開発などで埋められてしまったものまでその姿かたちは様々です。
また、戦争体験者の証言を通して、壕やガマに身を隠し生き延びた避難生活の実態について紹介しています。
うるま市内には分かっているだけでもおよそ90箇所の壕とガマが見つかっていて、学芸員の宮里実雄さんは何気ない風景のなかにもたくさんの戦争の記憶が残っていると話します。
うるま市立石川歴史民族資料館宮里実雄さん:
「(壕やガマに)住民の皆さんが避難したよということと、その中でどういう風に生活したのかを考えてもらって、そこで生き残った皆さんがいて、今の生活につながってるということを感じてもらえたら」
企画展は7月28日まで開かれています。