1978年(昭和53年6月〜7月)NHK「みんなの歌」で全国的に知られる。元歌は広島大山岳部の部歌で、それを九州大学の学生が替え歌にしたとか、色々な経緯があった様ですが、全国的に有名になったのは1977年(昭和52年)夏の阿蘇山野外コンサートで芹洋子がこの歌の事を知り、NHK「みんなの歌」で放送して以来です。この歌で紅白初出場も果たしました。
「坊がつる」は大分県の九重町にあり、大船山・中岳・平治岳・三俣山・白口岳などの九重連山に囲まれた、標高1300m前後の小盆地です。かつて天台宗の本坊弘蔵坊があったところから「坊がつる」と呼ばれるようになった由。「つる」は水流のある平坦地のこと。ミヤマキリシマ(深山霧島)は九州の高山に多いつつじの一種だそうです。九州にも行ったことのない私なので、まして大分の地名なども全く存じ上げませんが、歌詞からはさわやかな情景が偲ばれます。ただ、地名重複が散見するなど、継ぎ足した歌詞で9番までが出来上がったのかなと思いました。コーラス風に聞こえるようにdoublingエフェクトを掛けてみました。