JR貨物が車両部品の組み立て作業でデータを改ざんしていた問題で11日、広島市内にある車両所にも国土交通省が鉄道事業法に基づく立ち入り検査に入りました。
【久保田記者】
「国交省の職員が広島車両所に入っていきます」
JR貨物の広島車両所には午後1時ごろ、国交省の職員5人が立ち入り検査に入りました。
JR貨物によりますと貨物列車の車輪に軸を通す作業の中で基準を上回る圧力で部品を取り付け数値を差し替えるなどの不正を行っていました。
この問題は、今年7月にJR新山口駅で起きた貨物列車の脱線事故をきっかけに発覚しこの事故車両もデータが改ざんされていました。
改ざんは遅くとも2014年から行われ、発覚した機関車や貨物列車564両のうち広島車両所では37両で不正が行われていました。
JR貨物によりますと作業担当者は、データが基準値を下回った際は不具合が生じる可能性があると認識していたものの、基準値を超えた場合は問題ないと認識していたということです。
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