本日の問題はこちら
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《AI要約》
毎週日曜日に医師国家試験クイズを実施しています。今回は敗血症に関する問題を取り上げ、3-4回にわたってシリーズで解説する予定です。
今回の問題は、救急外来を受診した感染症が疑われる患者で、敗血症の存在を考慮する際に意識レベルとともに有用な評価項目を問うものでした。選択肢は体温、脈拍、血圧、呼吸数の組み合わせでした。
正解は「血圧と呼吸数」でした。これは敗血症の簡易評価法であるqSOFA(quick Sequential Organ Failure Assessment)スコアの項目に基づいています。qSOFAは意識レベル、血圧、呼吸数の3項目で構成され、バイタルサインのみで評価できる点が特徴です。
敗血症は感染症による生命を脅かす状態で、最も重症な場合は敗血症性ショックとなり、ICUでの治療が必要になります。
体温に関しては、高熱だけでなく低体温も敗血症のサインになる可能性があります。特に高齢者では通常の体温でも重症感染症の可能性があるため注意が必要です。
呼吸数は重要なバイタルサインですが、しばしば見落とされがちです。内海氏は呼吸数を数える習慣の重要性を強調しています。
qSOFAスコアの具体的な基準は以下の通りです:
収縮期血圧100mmHg以下
呼吸数22回/分以上
意識レベルの低下(GCS15点未満)
これらの3項目のうち2つ以上該当する場合、敗血症の可能性が高いとされます。
内海氏は今後の放送で敗血症についてさらに詳しく解説する予定です。最後に、リスナーに幸せな1日を願って放送を締めくくりました。