イスラエル軍は、イスラム組織ハマスがパレスチナ自治区ガサに武器を搬入するために使っていたとして、エジプトとの境界を制圧したと発表した。
イスラエル軍は、エジプトとの境界のガザ地区側にハマスの武器が置かれていたほか、エジプトに通じる20本のトンネルが見つかったとして動画を公開した。
軍は、ハマスがこの境界からガザ地区へ武器を搬入していたと主張していて、搬入を阻止するため制圧したとしている。
これに対し、エジプトの情報筋は、ガザ地区との境界にトンネルは存在しないと否定している。
一方、イスラエル軍は、ガザ地区南部にあるラファ検問所周辺でも、1.5kmに及ぶ地下トンネルを発見し、内部には大量の武器が保管されていたと主張した。
イスラエル軍は、ラファがハマスの重要な拠点と主張していて、映像を公開することで地上侵攻の正当性をアピールしたいものとみられる。